ハーモニックパターン検出インジケータ 取扱説明書4

「ハーモニックパターン検出インジケータ」はFX-ONによる認証を利用しています。ご使用になるためにはFX-ONでの決済が必要となります。
ハーモニックパターン検出インジケータ


4.ハーモニック定義ファイルを変更する。

本インジケータは、ハーモニックの定義を外部ファイルで管理します。
外部ファイルはインジケータ初回起動時に自動的に生成されます。

外部ファイルでは、形状そのものの追加と削除など幅広い管理が可能になっています。

特にハーモニックパターンを初めて触れる人は検出される波形が多すぎてトレードに戸惑う事が多いかと思います。
そのような場合、定義ファイルを変更することで、初期表示を減らすことができます。

■ハーモニックパターン検出インジケータ ハーモニック定義ファイル設定

ハーモニック定義ファイル名は、インジケータ設定【ハーモニック検出設定】ハーモニック定義ファイルに指定されています。

まずはこのファイルを開いてみましょう。
a.MT4のメニューからファイル→データフォルダを開くを選択します。

b.エクスプローラーが表示されるため、MQL\Filesフォルダを選択します。
インジケータ起動後であれば、インジケータ設定【ハーモニック検出設定】ハーモニック定義ファイルに設定されたファイルが作成されています。

CSVファイルという形式で保存されています。このファイルはExcelファイルもしくはメモ帳などのテキストエディタで編集が可能です。

なお、Excelで定義ファイルを開いた状態でインジケータを起動すると起動に失敗するので注意してください。


4.1初期表示する形状を変更する

2.とりあえずやってみようの章で書いた通り最初は基本の4パターンから始めることをお勧めしています。

その場合、インジケータの初期表示で、4パターンしかあらかじめ出ないようにしておくのが便利です。
そのような場合、定義ファイルを変更します。

まず、定義ファイルを開きます。ここではExcelを利用しますが、メモ帳などでも可能です。
また、CSVファイルの編集だけでよければ、フリーソフトもたくさんありますので、そちらも利用可能です。
ベクター CSV エディタ

■ハーモニック定義ファイル 有効無効列
初期表示の設定は1列目の「無効0 有効1」という列になります。ここで初期表示したい形状のみを1にして、残りは0にします。変更後保存します。

■ハーモニック定義ファイル 有効無効列を0に変更

■ファイル保存後、インジケータを起動した結果

ファイルを保存後インジケータを再起動すると、定義ファイルで指定した形状のみが初期表示されています。0にした形状もインジケータ上から表示させることは可能です。

また、変更に失敗してファイルが読み取れなくなった場合は、一度ファイルを消してインジケータを再起動すると再びファイルが作成されます。


4.2ターゲットポジションを減らしてみる

定義ファイルではターゲット位置として5点まで定義可能です。
例えばシャークパターンは、0.886、1.13、1.618の3点がデフォルトで登録されています。
ターゲットが多いと、たくさん検知されますが、信頼度が低いという事も考えられます。
シャークパターンにおいて、1.13が不要と考えた場合の修正方法です。

まず、章の最初で説明した通り、Excelファイルで定義ファイルを開きます。

■定義ファイル シャークパターン デフォルト

一番下のSHKがシャークパターンです。
TD1~TD3の列にターゲットが指定されています。
TD2一つ左にずらして、TD3は0を指定します。

■ハーモニック定義ファイル シャークパターンターゲット修正後


■シャークパターン ターゲット修正前

■シャークパターン ターゲット修正後

修正前後を比較すると1.13付近(1.088)のターゲットが消えていることがわかるかと思います。
このようにCSVファイルの修正で使用者が狙いたい形状を絞り込むことが出来るのが、このインジケータの最大の特徴です。

増やすのは逆にTDnの列に新しいターゲット位置を記述する形になります。最大5点までとなります。


4.3新しい形状を追加する

デフォルトで十分な形状に対応していますが、ご自身で新しい形状について研究したり海外サイトの形状を追加したりしたいという事があるかと思います。

V9より、かなり柔軟な形状がCSVで定義できるようになりました。いままでAB=CDやスリードライブなど、直接実装していた形状もCSV定義だけで行えるようになっています。

具体的には、XABCDの各点の計算において、どの点間のフィボナッチを利用するかを個別に指定可能です。
CSVファイルの最終行に、設定のコメントが入っています。それを参考にしてください。

Xの前の点もX-1という点定義にて算出可能です。そのため、形状の計算に
X-1,X,A,B,C,Dという最大6点をベースに算出が可能になっています。

■X-1,X,A,B,C,Dの6点

また、波形フィルタも形状事に設定可能です。

波形フィルタは、XA+ABとBC+CDの価格変化の合計と、XBとBDのチャート本数の割合が一定範囲に入っていることを条件としています。


ハーモニックパターン検出インジケータ
本内容は、投資に対する利益を約束する物ではありません。最終的には自己責任によるご判断よろしくお願いいたします。