FXCMジャパンにて本番運用を開始しました。OANDAのスタンダード口座が両建て可能になったら移動するかも?
みんなのMT4で履歴を公開しています。ブログパーツをはりつけました。しかし今週はシグナルに達しないなぁ^^;;
Gewinn2ですが、基本24時間稼働放置が基本となっています。夏時間もPC時間から自動判定しますので、PCの時計がそこそこ正確であれば、チャート上の時間にかかわらず動作するよう設計しています。雇用統計は自動的に避けます。となると、家に置いてあるPCを24時間稼働させておく必要がありますが、もっと簡単に安全に仮想サーバーをレンタルするという手段があります。
月額1000円~レンタルできるため、電気代やトラブル発生時の対応を考えると、自前で用意するよりレンタルしたほうがお得です。
ということでGewinn2の連続稼働用のVPSを契約する為にあれこれ調査しました。調査内容をメモ代わりに残します。
■VPSの種類は大きく分けてLinux系とWindows系
まずVPSの種類ですが、大きく分けてLinux系とWindows系に分かれます。お値段は基本的にLinux系の方がお安いですが、MT4はWindowsプログラムです。Windows系のVPSを契約したほうが無難です。
なお、Linuxサーバー管理にそこそこ慣れている場合、WineというLinux上でWindowsアプリを動作させる仕組みを使ってMT4を稼働させることも可能です。
■サーバーの場所について
VPSを提供している会社が日本であれば、基本、日本にサーバを設置しています。
使用している証券会社のMT4サーバーが日本にあれば日本で問題ありません。ちょうどFX-ONさんに面白い記事を書いている方を見つけました。「一番早いブローカーはどこだ!?国内MT4ブローカー約定速度ランキング」
ここでのFXCMとOANDAの約定速度差はネットワーク遅延の影響を受けている影響が見えます。
私の環境から測定したFXCMとOANDAのネットワーク遅延差です。
・OANDA 150ms
・FXCMジャパン 10ms
ネットワーク遅延差を差し引くとFXCMもOANDAも約定速度は変わらないように思われます。
上記からMT4サーバがアメリカにある場合は、アメリカサーバVPSを選択できる業者を選ぶと日本と比較して140msほど注文速度に差がつくことが分かります。約定拒否も少なくなることが予想されますから、スキャル系のEAを動かす場合には重要な差になりそうです。Gewinn2が動作対象としている証券会社のサーバ設置個所はこのようになります。大体MT4のFAQコーナーに記述されていますので、皆様も契約している業者のFAQページを確認してみてください。
日本サーバー | アメリカサーバー |
FXCMジャパン
外為ファイネスト
| FOREX OANDA |
物理的距離とネットワーク的距離の関係性については、さらに議論の余地がありますが、近いほど有利なのは変わりありませんので割愛します。そのうちの記事ネタとしてとっときます^^;;tracertというルーターを追いかけるコマンドで測定すると、太平洋を横断するのに90ms、アメリカ西海岸から東海岸へが40msほどかかります。
■VPS業者比較
VPS業界も価格競争が激しく安く高性能にとなっていますが大体の最低のプランで2000円前後の価格帯となります。
大手と言えるVPSサーバー業者をピックアップしてみました。
業者名 | お名前.com | つかえるネット | 1stレンタルサーバー | Beeks FX | |
価格帯(月額) | 1417~ | 1781~ | 1791~ | 900~ | 3210~ |
スペック |
CPU:1
MEM:768M
SSD:30G
|
CPU:1
MEM:1G
HDD:50G
|
CPU:1
MEM:1G(※1)
HDD:30G
|
CPU:1
MEM:512M
HDD:50G
|
CPU:1
MEM:1.1G
HDD:17G
|
設置場所 | 日本 | 日本/アメリカ | 日本/アメリカ | アメリカ | アメリカ |
2015/6/3現在 価格は税別、一括払い時最安値ベース
(※1)2015/6 使えるネットメモリ2倍キャンペーン中
Hyper-V系のServerOS VPSの場合、MT4を動かそうと思うとリモートデスクトップライセンス(RDS)が必要になります。それを含めての価格となります。
それぞれ、特徴があります。
・サクラインターネット
安定性で定評があります。またインターネットとの接続の太さ(バックボーン)が353Gbpsとレンタルサーバ業界では最強に近いです。日本国内で安定動作してほしいということならサクラインターネットをお勧めします。
・お名前.com
早くからMT4むけVPSをうたって営業をしてきました。そのためFX業界でのVPSというと、まずお名前.comを思いつく方が多いのではないでしょうか?サクラインターネットとお名前.comでVPS業界を争っています。各MT4業者と連携しており、1か月無料体験などを入り口に使いやすくなっています。アメリカサーバを選択できるのも強みです。
・つかえるネット
お名前.comと同様にMT4のVPS活用を売りにしてきました。アメリカデータセンターがニューヨークに近いところに設置していることを明言しているあたりも好感が持てます。MT4むけVPSとしては、お名前.comとつかえるネットが競争している形となり、サービスも似通っています。価格も限りなく近いです。2015/6はキャンペーンを行っており、スタンダードでもメモリ2Gとかなりお得になっています。
・1stレンタルサーバー
世界のVPS業界の大手です。カリフォルニアにデータセンターがありますが、日本語のページがあり海外業者としては契約がしやすいのが特徴です。大手ですので強力なバックボーンがあります。MT4業者の取引サーバーは通常ニューヨークにあることが多いため、カリフォルニアとは遠いですが、日本よりはるかにましです。あと最低価格が安いです。日本のサーバーと同じ値段を払うと2CPUになるところもよいです。
・Beeks FX
番外編です。OANDA専用といってもいいVPS会社です。なんといってもOANDAデータセンターと同じビルに入っているのが強みで、OANDAで取引する場合もっとも注文が早い会社となります。
私は、FXCMジャパンさんが行っている、お名前.com 1か月無料体験でまず契約してみました。つかえるネットさんの2Gメモリキャンペーンも結構ひかれます・・・。
■マシンスペック考察
必要なマシンスペックですが、一つのMT4を起動して、3~4個EAを運用する場合、メモリ512M、1CPUで十分動作します。
メモリが1Gを超えていると、二つのMT4を起動しても十分動作します。HDDの空き容量もVPSではバックテストを行わないようにすれば10Gもあれば十分です。ただし、計算が重たいEAを複数動かす場合は、2CPUあるプランを検討したほうがよさそうです。
さて、次回はVPSを契約した後、やっておくべき設定を書きたいと思います。