これをフィルタなどを利用して精度を高めたうえで、何かしらのルールでバンドを描けないか?と考えたのが第一のスタートでした。
■EURUSD1H フラクタルバンド
まず、フラクタルですが、MT4標準のフラクタルを使ってみると描画される矢印が多すぎます。どれを採用すればよいのかさっぱりわかりません。
そこで、算出方法の変更とフィルタを追加してみました。算出方法の変更について図にて解説します。
■MT4標準のフラクタル描画位置
■カスタム版フラクタル描画位置
■フィルタ
また、フラクタルを描画する際、二つのフィルタを搭載しています。
1.Tick値によるフィルタ
デフォルトの設定では次のようになっています。過去48本のTick値平均に対して、Fractals対象のバーが50%以上のTick数を保持していること。
2.ATFによるフィルタ
頂点位置から、以降2本の高値安値のレンジが、100期間ATR未満の場合は無視します。
ATRは2本の足における高値安値の幅ですので3本分と比較すると十分これを超えてくるはずです。
■バンドの描画
上記のフィルタ付きフラクタルから、さらに価格帯バンドを表示しています。
デフォルトの設定では、次のようになっています。上限バンドの例を示します。
過去10個の上矢印を価格順にソートします。高い値から9個目と8個目の値を採用します。最高値は異常値として無視しています。
9個目と8個目の値が近すぎる場合は、7個目の値を採用します。
フラクタルは価格の反発位置を抽出します。反発位置というのは、そこの価格で何かしらの抵抗を
受けたということになります。その抵抗位置をバンドとして描画しました。
■フラクタルバンド設定
・このPips以下の差分は・・・・
バンドを描画する際の値が近すぎると判断するPips数です。また、この値を大きくするとバンド幅が広がります。
・trueの場合Close値を対象とする。
trueのフラクタルの計算をClose値にて行います。falseの場合は高値安値から計算します。
・Tick値平均期間
Tick値フィルタにおけるTick値を平均する期間です。
・Tick値とTick値を比較する際に・・・・
Tick値と比較する場合に、Tick値平均に欠けるレートです。本値を0にするとTick値フィルタが無効化します。
・ATRフィルタにおけるATR期間
ATRフィルタ比較元となるATR期間です。
・ATRフィルタ倍率
ATRと比較する際に、ATR側に欠ける倍率です。
本値を0にすると、ATRフィルタが無効化します。
・計算対象矢印数
バンドを計算する際に、ソート対象となる矢印数です。
・上矢印タイプ/下矢印タイプ
フラクタルを描画する際の矢印タイプです。特に変更は不要です。
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頂点位置からレンジ帯を表示する
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