メタエディターを立ち上げて、下の通りに操作してみてください。
メタエディター左側にある、ナビゲーターと書いてある小さい枠内の[Scripts]と書かれている個所を、マウスでクリックします。Scriptsの文字が青く反転しますので、その状態でマウスの右クリックを行い、[新規ファイル(N)]をクリックします。
・図002.01 新規ファイルの作成
MQL ウィザードという画面が表示されますので、[スクリプト]が選択されていることを確認して、[次へ(N)]をクリックします。
・図002.02 MQLウィザード スクリプト選択
次の画面で、名前の欄に[Scripts\] と書かれていると思います。¥マークの後ろに[Test]と追加して、[完了]をクリックします。
英語っぽい、いろいろ書かれた画面が表示されれば、新規ファイルの追加は成功です。
・図002.04 テストスクリプトの画面
さて、まず日本語が入力可能かどうかを確認します。
まず、新しく追加したファイルの適当な箇所を一度クリックした後、[あいうえお]と入力してみてください。画面左上に[あいうえお]と表示されたら、[Enter]キーをおします。
・図002.05 あいうえおを入力
メタエディター上に、正しく[あいうえお]が表示されればOKです。
よくわからない文字に変化したり、□が表示されたりする場合は、フォント設定を行います。
・図002.06 あいうえおを入力
フォント設定は、オプションから行います。メニューの[ツール(T)]→[オプション(O)]を選択します。
・図002.07 オプション画面の表示
オプション画面が表示されたら、フォントと書かれているところをクリックします。フォントの設定が行えますので、[MS ゴシック]を選択したのち、スクリプトの箇所にて[日本語]を選択します。
最後に[OK]をクリックします。
・図002.08 オプション画面 フォント設定
さぁ、ここまでで準備完了です。
プログラムの世界では、一番初めはHello worldという文字列を表示するというのが恒例行事となっています。早速、Hello worldを表示してみましょう。
赤字の部分をそのまま入力してみてください。先ほど入力した[あいうえお]は消してください。
//+------------------------------------------------------------------+
//| Test.mq4 |
//| Copyright 2015, MetaQuotes Software Corp. |
//| https://www.mql5.com |
//+------------------------------------------------------------------+
#property copyright "Copyright 2015, MetaQuotes Software Corp."
#property link "https://www.mql5.com"
#property version "1.00"
#property strict
//+------------------------------------------------------------------+
//| Script program start function |
//+------------------------------------------------------------------+
void OnStart()
{
//---
MessageBox("Hello world");
}
//+------------------------------------------------------------------+
赤字の部分を入力したら、メタエディターの実行ボタンをクリックしてみましょう。
緑色の再生ボタンのようなマークです。
・図002.09 実行ボタン
画面にHello worldと書かれたメッセージが表示されたら成功です。
さぁまず第一歩を踏み出すことができました。
・図002.10 実行結果
このように、文字列を書いて、それを動かすことを「プログラムを実行する。」と言います。
MT4では、MQLと呼ばれる言葉を使ってプログラムを書くことができます。
この言葉を駆使して、さまざまな取引や解析を行うことで、一歩進んだトレードが可能になります。
ちなみに実行ボタンを押しても、エラーと書かれた箇所に、赤いびっくりマークが出て実行できない場合は、もう一度、MessageBox("Hello world");と書いた部分を確認してしてください。すべて半角文字の必要があります。全角文字が入力されていると正しく実行できません。全角スペースと半角スペースは見分けが付きませんので、特に注意してください。
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