チャート上の価格関係と、GMMAインデックスとGMMA幅のインジケータをもう少し詳しく見て戦略を検討することで、精度を高めることはできないでしょうか?
具体的にチャートを眺めてみます。
基本的に、GMMAインデックスにおいて、長期GMMAが-5にいると下げ、+5にいると上げトレンドです。
しかし、これはGMMAの中では一番遅くに反応します。
■長期EMA順位が-5/+5区間
値動きからもう少し早く認知できるパターンはないでしょうか?
■短期EMA-5区間
まず、短期EMAの-5区間を見てみたいと思います。
青い四角で囲った区間です。このとき、5本程度の隙間で再度-5になっている部分は同一区間として考えます。
さて、左側の-5区間での最安値と、右側の-5区間での最安値において、過去のほうが低い位置かもしくはほぼ同じとなっています。
これは、短期EMAの位置的には下げなのに、実際の価格は下げていないという状態で、一種のダイバージェンス現象ととらえることができます。
■短期EMAが長期EMAとクロスし始める。
この現象あと、クロスし始めます。短期EMAも+5に達します。
ダイバージェンス現象の後のMAクロスは、トレンド転換点としての可能性が高くなるのではないでしょうか?
検証してみる価値はありそうに思われます。
■インデックスのダイバージェンスがだましだった場合のパターン
さて、インデックスのダイバージェンス現象が発生したとしても確定ではないでしょう。確定ではないと思われるパターンも考えたいと思います。
上に出したチャートでは、ダイバージェンス現象あと、短期EMAが+5に達成したのち反落しています。
チャートを見ても明確ですが、+5に達したといっても微妙な量です。これは、GMMA幅インジケータの黄色い線にも明確に表れています。黄色い線が+側に0.0005程度の量となっており、上げの力が弱いことがはっきりと表れています。ひとつ前のチャートと比べてみていただければとと思います。
なんだか行けそうな雰囲気がしてきました。さておき、GMMAについては、いったん終わろうと思います。
ここから先は時間がかかりそうです^^;;ちょっと時間を作って、真面目にバックテストを実施したいですね。
まとめです。
GMMAはチャート上の視覚的感覚で取引するインジケータですが、その、順番、幅といった特徴を抽出することで、より明確な取引が可能になることは示せたのではないでしょうか?
これは、画像処理などにおける、特徴量の抽出という作業になります。ある感覚的情報を数値化することで、より明確な基準を作り出すことができます。このような作業はEA化には特に重要となります。
みなさまも、取引ルールを考慮する際は、このように特徴はなにか?数値化できないか?ということも念頭にすると新しいアイデアが生まれるかもしれませんよー。
今回作成したインジケータ3つをFX-ONにアップロードしました。
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■GMMAシリーズ
・GMMA その1 まずGMMAを表示してみた
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・GMMA その2 短期・長期・バンド幅を表示して取引タイミングを計る
http://mt4program.blogspot.jp/2016/03/mt4gmma.html
・GMMA その3 EMAの順番をインデックス化して押し目タイミングを計る
http://mt4program.blogspot.jp/2016/03/mt4gmma-ema.html
・GMMA その4 移動平均位置を利用した押し目戦略をバックテストで検証する
http://mt4program.blogspot.com/2016/03/mt4gmma_8.html
・GMMA その5 インデックスと幅とチャートの関係をもう少し詳しく考察する
http://mt4program.blogspot.com/2016/03/mt4gmma_9.html
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