マーケットプロファイル(Market Profile)とは、相場の滞在した箇所をカウントして横軸のチャートにしたものです。
有名な指標ですのでMT4にも、たくさんインジケータが存在します。
マーケットプロファイルそのものを利用したい場合は、そちらを活用されたほうが良いかと思います。
マーケットプロファイルといえば、過去記事の
MT4インジケータ 各国の取引時間を表示する。で以前も紹介した、Peaky FX さんの、日本、EU、アメリカ時間を矩形を表示するインジケータに時間ごとのプロファイルを表示する機能もありますね。
無料で便利なインジケータでお勧めです。
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おなじくPeaky FXさんがDL Marketで1日単位のマーケットプロファイルも出していますね。
http://www.dlmarket.jp/products/detail.php?product_id=316616
・・・・FX-ONさんにはマーケットプロファイル誰も出していないのですね・・どなたかは出していてもよさそうなものなのですが・・・。
まぁさておき、マーケットプロファイルを利用したい場合は、そちらをダウンロードされることをお勧めします。
■1日単位のマーケットプロファイル
本来のマーケットプロファイルは値幅をマーキングしますが、ここは簡易版として1分足の終値を指定のPips幅に分解してカウントしたいと思います。トレンド状態にあるときはプロファイルのピークが複数発生します。レンジ状態のときはピークが一つだけ発生します。過去の状態がどちらなのか?というのを判定するためのインジケータです。
過去何日間かのピーク位置をブレイクラインに置くという考え方をする人もいるようです。
■EURUSD 3/4のマーケットプロファイル
マーケットプロファイルの問題は、取引が薄い時間帯に山ができてしまうことです。たとえばEURUSDは、ロンドンフィキシング終了後、EU時間開始までは動かないことが多々あります。ここに8時間分の山ができてしまいます。たとえば、3/4ですが、日本時間ではほとんど動かず、プロファイルに大きな山ができています。この山にどの程度意味があるのか、悩ましいところです。
考え方がいくつかあるとは思いますが、EURUSDのような日本時間が動かない前提の通貨は
日本時間午前 A
日本時間午後 B
EU時間 30分毎 C〜T(ぐらい?)
LF以降 U
とかのプロファイルの間隔に変化をつけるといった時間幅の恣意的変更が必要に思われます。
マーケットプロファイルが作成された時代と違って現在ではもっと多くのデータを利用可能です。ということで、明日は個数の代わりにTickをカウントするとどうなるかを見てみたいと思います。
久しぶりにMQL的なところも書きたいと思います。
いつもの矩形描画をしているところですが、塗りつぶし矩形ではなくて枠線矩形を描画しています。
これは、OBJPROP_BACKというプロパティをfalseに指定することで枠線描画になります。FILLプロパティないなぁと思って探していたのですが、BACKでした。背景にするというプロパティかと思っていましたが、背景を描画するかどうか?というフラグでした。
ObjectSetInteger( chartId, name, OBJPROP_BACK, false );
あと、横軸の解像度が時間軸に影響を受けてしまいます。15分足ぐらいで表示するのがよさそうです。
■マーケットTickプロファイルシリーズ
・2/3と3/18のプロファイル形状が似ている。Tickプロファイル覚書
http://mt4program.blogspot.jp/2016/03/mt423318tick.html
・マーケットプロファイルを眺めてみる。マーケットプロファイル その1
http://mt4program.blogspot.jp/2016/03/mt4_21.html
・Tick値でプロファイルを作ってみる。マーケットプロファイル その2
http://mt4program.blogspot.jp/2016/03/mt4tick.html
・マーケットプロファイルを色分けして表示する。マーケットプロファイル その3
http://mt4program.blogspot.jp/2016/03/mt4_24.html
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