2015年6月9日火曜日

MT4のEA稼働するには仮想サーバー(VPS)が必須です。その3 MT4設定

VPSの最終回です。Gewinn2のフォワードテスト環境構築のためVPSを契約して、OSの設定をしましたが、最後MT4の設定です。

RAID、UPS、エアコン、予備電源と安定稼働の仕組みが一通りそろっている環境のデータセンタで稼働しているVPSですが、レンタルの為、難点もあります。使用できるメモリが足りない事です。
自宅PCで裁量トレードで稼働しているようにインジケータたくさん、チャートの足数たくさんだと、メモリ不足に陥ります。
EA稼働の為に、MT4の設定を最少にしておき、使用メモリを節約することが大切です。

そのため、VPSで稼働するMT4は次の設定を行いメモリを節約します。
・表示する通貨ペアをEA稼働の為の最小限にします。
MT4Settings6.PNG
 不要な気配値を選択して右クリックメニューで「選択通貨ペアの非表示」を選び消していきます。
 Gewinn2のみ起動する場合はEURUSDのみ表示して後はすべて消して問題ありません。

・ツール→オプションウィンドウを開き不要な設定を取り除きます。
MT4Settings1.PNG
 音声設定の無効化
MT4Settings3.PNG
 ニュース配信の無効化
MT4Settings4.PNG
 ヒストリー内最大バー数/チャートの最大バー数をEA稼働な必要最低限に設定
 Gewinn2は2000で稼働します。
MT4Settings2.PNG

 上記設定を行った後、MT4を再起動します。

 再起動後、ターミナルウィンドウ上で、口座履歴で右クリックメニューを開き「全履歴」を選択してください。Gewinn2は過去の取引履歴からポジション数を調整する機能があり、この機能を有効にするためには全履歴表示が必要です。複利運用を行わない場合は必要ありません。
 MT4Settings5.PNG

 あとは、EAを稼働させる形となりますが、チャートは必要最小限、インジケータは表示しないようにしましょう。
・稼働するEAに必要な最低限のチャートのみ表示します。
・インジケータは表示しない。

 と、VPSの契約~設定まででした。

 EA稼働には、やはりVPSの契約が重要です。Gewinn2は、ポジションをとった際、ストップロスを入れますが、シグナルでの手じまいを基本としています。そのため、安定したMT4の稼働が必要となります。
 Gewinn2にかかわらず、EAを稼働させて利益を上げていく為には、コスト・運用・メンテナンス面からVPSでの稼働が必須と思われますので、皆様もぜひご検討ください。