2017年2月18日土曜日

[MT4プログラム]小ネタ、どうしようもなく遅いCObjectArrayを少しでも高速化

注意!
2017/05/16 この手法はMT4 Build1080から使えないようです。

ハーモニックパターン検出インジケータの中で、CObjectArrayを使用しているのですが、
この子があちこちどうしようもなく遅いです。

少しでも早くということで、コードを改造しています。

MQLについているCArrayシリーズのSearchメソッドですが、内部でQuickSearchという配列がソート済みであることを前提とした検索を行っていて、未ソート状態だと、必ず未発見を返してくるというふざけた仕様です。
(ソート済み→QuickSearch、未ソート→全量探査じゃね??)

まぁ試してみた所、試行回数が多い場合、
通常のAdd+全量探査
InsertSort+QuickSearch
だと、後者の方が多少早いようです。

InsertSortは、ソート状態を維持するデータ追加メソッドですが、この子も遅いです。

中ではInsertメソッドを呼び出しています。
MQLでは配列のブロック移動を行うメソッドがなく、ループで回して要素ごとにコピーしているわけですが、その際移動先のポインタが生きている場合Deleteするといったチェック処理が含まれています。
Insert処理ですので、配列を一個拡張してデータが入っていない所へのコピーですから、絶対データがない前提でOKのはずです。

ということで、少しだけ改造してみた結果です。

元コード
//+------------------------------------------------------------------+
//| Inserting an element in the specified position                   |
//+------------------------------------------------------------------+
bool CArrayObj::Insert(CObject *element,const int pos)
  {
//--- check
   if(pos<0 || !CheckPointer(element))
      return(false);
//--- check/reserve elements of array
   if(!Reserve(1))
      return(false);
//--- insert
   m_data_total++;
   if(pos<m_data_total-1)
     {
      MemMove(pos+1,pos,m_data_total-pos-1);
      m_data[pos]=element;
     }
   else
      m_data[m_data_total-1]=element;
   m_sort_mode=-1;
//--- successful
   return(true);
  }


修正後コード
//+------------------------------------------------------------------+
//| Inserting an element in the specified position                   |
//+------------------------------------------------------------------+
bool CCustomArrayObj::Insert(CObject *element,const int pos)
  {
//--- check
   if(pos<0 || !CheckPointer(element))
      return(false);
//--- check/reserve elements of array
   if(!Reserve(1))
      return(false);
//--- insert
   m_data_total++;
   if(pos < m_data_total - 1)
   {
      //--- copy from left to right
      //修正箇所
      int total = m_data_total - pos - 1;
      for(int i = total - 1; i >= 0; i--)
      {
         m_data[pos + i + 1] = m_data[pos + i];
      }
//      MemMove(pos+1,pos,m_data_total - pos - 1);
      m_data[pos]=element;
   }
   else
      m_data[m_data_total-1]=element;
   m_sort_mode=-1;
//--- successful
   return(true);
  }

修正前のメタエディタプロファイリング結果

修正後のメタエディタプロファイリング結果

大体60%ぐらいに処理時間が減りました。
・・メソッド名から想像がつくかと思いますがV9です。苦闘中です。なるべく消えないように探査を増やしたいのですが、ものすごく重くなってしまったため、メタエディタのプロファイリングとにらめっこしながら、遅いところを虱潰ししてます・・・。

CListを使えっていう話もあるのですが、こちらにはInsertSortメソッド無いのですよねぇ。多分Listだとソート処理が遅いんだろうな。インデックス位置を追いかけるのにカレントポインタを移動しなくちゃいかんから・・・。

自分だけで使うなら、もうC#で組んでそうです(笑)

実はその2に続く。
http://mt4program.blogspot.jp/2017/02/mt4cobjectarray2.html


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